「朝鮮通信使は戦争で断絶した韓日両国の外交関係を回復させ、東アジアの平和構築に大きく寄与した」
2012年5月、日本側に朝鮮通信使を世界記憶遺産に共同登録することを提案した釜山文化財団の李文燮(イ・ムンソプ)代表理事が、2015年12月8日に共同登録推進委員会の報告会(釜山)のあいさつで述べた言葉だ。
しかし、この言明は真実ではない。
「江戸時代の通信使は日朝間の平和の結果として再開されたものであり、平和の原因ではなかった。
徳川政権は実現した朝鮮との講和の延長線上に、明国との講和を追及したが、仲介を要請された朝鮮はこれに協力しなかった。」
こちらが真実だ。
少しづつ真実と違う言葉を積み重ねていけば、やがて白を黒と言いくるめることができるものなのかもしれない。
あるいは美辞麗句で何重にも包めば毒を薬と錯覚させることができるのであろうか。
虚構も、繰り返し繰り返し言っているうちにうっかり信じてしまうものが出てくるのかもしれない
危険なことだ
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